ケレンとは?
外壁塗装を依頼すると「ケレン」といった聞きなれない言葉を耳にするかもしれません。
ケレンとはトタン壁、雨戸などの金属面の荒れた塗装面を綺麗に滑らかにして塗料が定着しやすく、塗装に適した状態にする作業を言います。
ケレン作業は金属のサビ、付着している旧塗膜を完全に取り除きます。この工程を省くと10年間持つ塗料であっても2年〜3年後に剥がれてしまうことがあるので注意。
外壁塗装をしたのに雨戸やトタン壁の塗装だけすぐに剥がれてしまう場合は業者がケレン作業を怠っている可能性があります。ケレンは手間のかかる面倒な作業のため省きたがる悪質業者が多いです。必ず信頼できる塗装業者に外壁の塗り替えは依頼しましょう。
ケレンの種類や単価
ケレン作業は1種〜4種があり、外壁の素材や劣化具合によってケレン作業の種類・単価が異なってきます。
種類(レベル) | 使用工具 | 単価(m2あたり) |
---|---|---|
1種ケレン | ブラスト法 酸洗浄 |
取替・交換の方が安い |
2種ケレン | ディスクサンダー ワイヤーブラシ ワイヤカップ 電動ブラシ |
1,500円〜2,000円 |
3種ケレン | ヤスリ スクレーパー ワイヤーブラシ ケレン棒 |
600円〜1,000円 |
4種ケレン | マジックロン ほうき 紙ヤスリ |
300円〜400円 |
通常の住宅であれば4種〜3種のケレン作業が一般的となっています。
1種ケレンとは
腐食が激しい現場で用いられるケレン作業となりますが、通常の建築現場では行われることはまずありません。また1種ケレン作業を行うより取替、交換をした方がコストも安いと言われています。
2種ケレンとは
塗膜が劣化、腐食が進行した状態のサビを落とす場合は2種ケレンとなります。通常の住宅では2種ケレンも行われることは少ないです。ディスクサンダーや電動ブラシなどを利用してサビを落としていきます。ケレン作業を行う部材によりますが、取替・交換した方が安いケースが多いです。
3種ケレンとは
一般住宅でサビが見られる際に施工される一般的なケレン作業となります。腐食の進行していない部分的なサビをスクレーパー、ヤスリ、ケレン棒、ワイヤーブラシなどで取り除いていきます。
スクレーパー | ケレン棒 | ワイヤーブラシ |
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4種ケレンとは
サビもなく外壁表面が洗浄レベルで綺麗になる場合に行われるケレン作業です。紙ヤスリ、マジックロン、ほうきによる簡単なケレン作業となります。
マジックロン |
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ケレン作業や金属面の塗装持ちを良くしてくれる重要な作業
上述していますが、ケレン作業をやるか、やらないかで金属面の塗装持ちと言うのは驚くほど異なってきます。
もし住宅でサビが目立つような部分があればケレン作業を行うか必ず確認をしましょう。ケレン作業をやらなくても大丈夫と言うような業者は危険です。
また信頼している業者でもケレン作業の工程を省く可能性もあります。サビが目立つ部分の塗装は良くチェックしてケレン作業を行うか確認しておきましょう。
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