モルタル外壁の塗り替え目安は?

モルタルはセメントと石炭や砂と水を混ぜて作る壁材です。現在ではモルタルに変わりサイディングが一般的な住宅の外壁に良く使用されるようになりましが、かつては住宅の外壁材として広く使用されてきました。
昭和50年頃までは外壁の主流だったこと、モルタル独特の材質を好む方もいるため外壁塗り替えの依頼は少なくないと言われています。
モルタル外壁は施工後に亀裂、ひび割れ、チョーキング現象を起こしやすい欠点があり、定期的な塗装や補修が必要です。
塗り替え目安としてはモルタル壁特有の症状が出たり、8年〜10年を目安に塗装や補修を心がけるのが良いです。
モルタル壁に多いひび割れ(クラック)
モルタル壁に多い特有の症状として多いのが「ひび割れ」です。ひび割れのことを「クラック」と呼ぶ業者さんもいます。モルタル壁のひび割れには種類があります。

ヘアークラック
細かくひび割れが浅いものを「ヘアークラック」といいます。
ヘアークラックが出来る原因はモルタルを作る際、水分を含みますが乾燥収縮した時に表面の塗膜が追従できない結果としてひび割れが起こります。
乾燥クラック
原因はヘアークラックと同一ですがヘアークラックよりも目立つひび割れを「乾燥クラック」と言います。乾燥しきったモルタルは収縮が止まり、クラックが拡大することはありませんが、ヘアークラックよりも大きなひび割れとなるため大掛かりな補修が必要となってきます。
構造クラック
建物の構造に原因があるひび割れを「構造クラック」と言います。例えば地震で地盤沈下によるひび割れ、住宅の欠陥で起こる歪みによるひび割れなどは構造クラックです。
構造クラックはシーリング材を利用して補修をしていきますが、住宅の構造に問題がある場合は住宅自体を見直す必要性も出てきます。
縁切れクラック
縁切れクラックはモルタル塗布中に一旦作業が停止、時間をおいて再びモルタル塗布を行なった時に新旧の塗り継ぎがあると発生するクラックです。
ひび割れの度合いによりますが、フィラーやシーリングを利用して補修していきます。
モルタル壁のひび割れ放置はどうなる?
モルタル外壁の構造は一般的に外壁の外側から…
仕上げ材
↓
モルタル
↓
金属網(ラス)
↓
防水紙
このような構造になっています。もし仕上げ材より深いひび割れがあれば、雨水がモルタルに入り込みます。モルタルは水分を吸収、金属網であるラスに水分が到達すると酸化してサビとなり劣化や腐食を始めます。
この状態になるとモルタルの耐久度が低下してモルタルが剥がれやすく、周辺に新たなクラックを生む可能性も出てきます。
もし家の外壁を確認してひび割れが確認できた場合、塗り替えはまだにしろ、ひび割れの補修は素早く対処するようにしましょう。
モルタル壁のチョーキング現象は塗り替えのサイン
外壁塗り替えの目安でも解説していますが「チョーキング現象」は外壁の塗り替えサインの一つです。

確認方法はとても簡単です。
モルタル壁の表面を手で擦ってみて下さい。
擦った手の平に白っぽい粉がつけば「チョーキング現象」を起こしているサインです。
チョーキング現象は外壁に使われている塗料の防水効果が切れてきた目安となります。
防水効果の切れたモルタルは雨水を吸収して壁材の中に沁み込んでいきます。金属網まで到達してしまうと上記で説明したようにモルタルが剥がれやすい状態となってしまうので、塗装を塗り替えて防水効果を高めてあげましょう。
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