外壁塗装工事の見積り書でチェックすべき項目
調査診断書を提出して貰い、家の不具合や劣化状態を把握して、塗り替えが必要だと判断したら見積り書の提出をお願います。
ですが、初めての外壁塗装。また専門外の業界の見積り書を見ても何をチェックすれば良いのか判断が難しいはずです。
まず良い見積り書の定義は以下の通りです。
- 工事の工程がはっきりと明記されている
- 工事の概要(名称・仕様)の明記
- 内訳の明記
- 数量の明記
- 単価の明記
上記の項目が明確に記載されている見積り書が良い見積り書と言えます。内訳の明細がなく「外壁工事一式」などと集約して記載されている見積り書を提出する業者は信用に値しません。
まずは内容が明確で内訳も細かいのか、ここをチェックしましょう。この基準を満たした上で以下の項目を重点に確認して見て下さい。
塗装箇所が全て明記されているか
外壁塗装工事のトラブルで多いのが追加請求のトラブルです。見積り書に塗装箇所の明記がないと後から追加工事を行われて見積もり時より増額された請求書を提出される可能性があります。
外壁や屋根は当たり前の項目ですが、追加工事として請求されやすい箇所は住宅の付帯部。
付帯部とは雨樋、軒天、破風板、水切り、雨戸、戸袋など外壁や屋根ではない細々した住宅パーツです。追加工事の請求を回避するためにも「塗らない箇所」を書面に記してもらう事は有効とされています。
足場や養生シートに関する記載
足場代、飛散防止ネット、養生シートなどの項目が記載されているか確認をしましょう。
特に注意したいのが「〇〇工事はサービスします」などと言われている時。
例えば足場工事をサービスすると約束していたとしましょう。見積り書では確かに足場代に関する項目記載がなくても別の部分で足場代を上乗せされているケースがあります。
ただ、適正価格がわからないと、どこに上乗せされているのか不明ですよね。なので外壁塗装の見積りは複数業者から頂いて検討した方が良いのです。
足場代をサービスして貰っているのに他業者と工事費用に大差がない…なんて時は必ずどこかに足場代を上乗せされています。一般規模の住宅なら足場代だけで10万〜20万円はかかりますからね。
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⇒足場の必要性や費用
使用する塗料の耐用年数
使う塗料は業者と依頼者の間で打ち合わせをしていきますが、外壁や屋根以外の箇所も同じ耐用年数の塗料で塗ってもらわないと次回の最適な塗り替え時期のタイミングがズレてしまいます。
外壁や屋根は耐用年数10年の塗料を使っていても、付帯部は耐用年数の低いアクリル塗料など使われてしまうと塗り替え適正の時期がズレます。
例えですが、最悪の場合、付帯部だけ再び塗り替えが必要となり、足場を設置して付帯部を塗装しなければいけません。そして数年後に次は屋根と外壁の塗り替え時期…。また足場を設置する費用が発生します。
全てを同じランクにしていれば塗り替え時期はほぼ等しくなるので足場設置も一回で済みます。塗料を同じにしていれば塗り替え時期も同じで手間も面倒もありません。節約にも繋がります。
工事費用が安い業者と言うのは、どこかで手抜きをしている可能性があります。もしかしたら部分的に塗料のランクを変えて塗っている可能性もあるので注意しましょう。
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⇒自分の家に合わせた塗料選びとは?
塗装工程は3回塗りになっているか
外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りと3回塗るのが基本です。見積り書を確認して外壁が3回塗られる工程になっているかチェックしましょう。
もし、下地塗り→仕上げ塗りといった記載があれば2度塗りで終わってしまうかもしれません。
塗料の性能を発揮させて家の寿命を伸ばすために3回塗りは絶対です。2回塗りでは塗膜が剥がれやすく耐久性や防汚性も本来出せる性能の半分以下になってしまいます。
悪質業者や見積りが極端に安い業者と言うのは本来なら3回塗る工程を1回〜2回で行っている可能性もあります。複数業者から見積りを取って、他業者と比べてみましょう。
見積り書に怪しい箇所がある場合、契約は控えた方が良いでしょう。
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⇒外壁塗装の工事期間や作業の順番
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